腸の汚れが何をしているのか??
汚れた腸が病気をつくる(医学博士バーナード・ジェンセン著)【健康長寿オススメ良書】
◆汚れた腸が病気をつくる
◆医学博士バーナード・ジェンセン著
◆ダイナミックセラーズ出版
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正に、予防医学、健康長寿のバイブルというべき名著です!
これを読むのと読まないのとでは、今後の人生が大きく変わります。本に書かれていることを実践すれば、ほとんどの生活習慣病に掛からず、健康で長生きするはずです。
著者バーナード・ジェンセン氏は、チェルノブイリ原子力発電所事故の時、ロシア政府の要請で半年間現地に滞在し、被爆者の解毒に貢献、多くの被爆者を救った解毒の権威です。
医療従事者、管理栄養士、行政関係者、食品業界従事者、一般消費者、、、全国民に是非読んでいただきたい本です!
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<キーワード>
◆食生活の変化で、ほとんどの人の腸内環境が悪化している。
◆ほとんどの病気は、腸内汚染で体内に毒素が溜まったことが原因。
◆宿便を一掃して正常な腸に戻せば、多くの病気は回復する。
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<内容>
◆宿便の弊害
質の悪い食生活と水不足のせいで腸壁に宿便がこびりつく様になると、腸の働きが弱まり、生命維持に必要な栄養素が不足する。
腸壁に蓄積した宿便は健康に害を及ぼす悪玉菌の絶好の繁殖場所となる。腸内での腐敗を促進し、腸壁に網の目の様に広がっている大腸の毛細血管は毒素などの有害な物質を吸い始め、全ての組織・器官が血液を通して有毒物質を取り込むようになる。
◆自然治癒力
人間には自然治癒力という最高の治癒力が生まれながらにして備わっていて、どんな薬にもかなわないパワーを発揮する。
自分の排泄をきちんとさせるために、まず最初に気を付けるべきことは、口当たりが良いとか、美味しいというだけで、本当は体にとって無用のガラクタや有害な食品を見境なく口の中に投げ込むのは止めること。人間は体の中に衛生設備を持っている。清潔な水や食物を取り入れる上水管と、汚物を留め排泄する下水管の両方を清潔に保てば、病気にはならない。
◆誤った生活習慣
正しい生活を送っている人なら、腸の心配をする必要はない。しかし、ほとんどの人の生活方法や食事のとり方は間違っている。まず第一に正しい食物を食べていないし、社会人になると車が中心で適度な運動をしていない。都会に住む人々はストレスが多く、新鮮な空気も吸わず、清潔で十分な水の補給もせず、日航も十分に浴びていない。人間本来の生活習慣から観て、私たちは正しくやっていないことが多過ぎる。これでは腸がきちんと機能するはずがない。実は、医師が全神経を傾けて治療にあたっている病気のほとんどが「間違った生活習慣」から生じたもの。私たち自身が新しい方法で健康を目指すことが最も大切。
◆便秘症の女性に多い乳がん
脂肪分が多く、繊維質の少ない食品を食べて便秘を続けていると乳がんになり易い。
◆便秘の原因
(1)動物性たんぱく質、脂肪、砂糖、精製小麦粉製品、白米の摂り過ぎ。
(2)食物繊維や栄養(ミネラル、ビタミン)不足
(3)排泄を我慢すること
(4)運動不足
(5)ストレス
(6)外部からの毒物(タバコ、薬、下剤)
(7)水分不足
◆便秘対策
(1)朝起きたら、すぐ体温と同じくらいの温水をコップに2-3杯飲む。
(2)生活を規則正しくする。起床時間を一定にする。朝食を抜かない。朝食後は便意がなくても5分位はトイレに行く。
(3)水をたっぷり飲む。1日2リットル位。
(4)食生活を変える。食物繊維の多い食品を摂る。(玄米、いも、豆、海藻、きのこ、野菜、果実、ナッツ)
(5)毎日、軽い運動を規則的にする。特に、ウォーキング(45分以上)をすると腸の働きが活発になる。腸の具合の悪いという人のほとんどは運動をしない。
◆腸に憩室(大腸壁にできた袋)を作る食べ物
繊維質の少ない食事やインスタント食品を主体とするような生活が続くと、必ず憩室質が起きる。
パンやビスケット、チーズ等の乳製品や肉類をたくさん食べている人ほど、腸の状態は最悪だった。レントゲン写真を撮ってみると、「文明的な食事」をしている人の超には憩室(大腸壁にできた袋)が多く出来ている。パンなどの小麦粉製品を食べる時には必ず、野菜などの繊維質を一緒に摂るべきという結論に達した。
◆タバコの弊害
タバコは血液中の赤血球を破壊し、善玉菌や酵素も破壊し、老化現象を起こし、ガン細胞を作る。血管を硬くして動脈硬化などの循環器系の病気を起こし易くする。
◆ストレスの弊害、深呼吸で自律神経を整える
イライラして焦燥感があり、怒りぽいと自律神経が乱れるので、胃腸の働きを悪くする。
精神面が不安なときは呼吸が浅く、体内に取り込む酸素が少なくなっている。呼吸を正常にして精神面を整える方法がある。
一回の呼吸時間を長くして酸素をたっぷり含んだ空気を十分に吸い込む。
イライラした時だけでなく、寝る前、起床後、なれたら歩いている時も実行することで、自律神経を整える。
◆体に溜まった有毒な老廃物を排出する
生活習慣病をはじめとするどんな病気の治療法の中でも、腸の浄化は基本。衰えつつある健康を救うには、有毒な老廃物を出来るだけ早く取り除く必要がある。
<デトックス法>
(1)宿便を腸から排出する。
(2)毒素を生み出す食物を避け、排出と浄化を促す食べ物を食べる。
(3)断食。
(4)腸の洗浄。
(5)悪い食習慣から足を洗う。
(6)食事の量を減らす。
(7)協力者を周囲に置く。伴侶、親の理解、協力が必要。
◆腸内細菌叢を変える!
(1)食事の量を80%に減らす。間食をしないで胃腸を休ませる。
(2)パンや肉類を中心としたタンパク質や脂肪の多い食事は止めて、食物繊維を豊富に含んだ穀物、野菜、海藻、果実を中心にする。
(3)食事は感謝の心を持って楽しくいただく。新鮮な水をたっぷり飲む。
(4)ストレスを少なくし、プラス思考で明るく生活する。
(5)毎日適度の運動する。過激な運動を控える。ジョギングは40歳を過ぎたらやめて、毎日30分以上歩く。
◆朝一番のドリンク
大さじ2杯のリンゴ酢をグラス1杯のお湯に入れて飲む。脂肪を減らす働きがあるので、体重を落としたい人には是非オススメ。カリウムが豊富なので、心臓の働きを活発にして、膀胱の病菌を一掃し、腸の細菌叢を善玉菌優位に変えるのに役立つ。