【某元大関に教えて頂いた勝敗を超えた白星。】
【某元大関に教えて頂いた勝敗を超えた白星。】
大相撲も勝負の世界です。
勝ちがあれば負けがある。
白星もあれば黒星もある。
白星の連勝は一見華やかですが、その隠の部分もあります。
番付が上がったと喜んでいる時が一番の勝負処であったりします。
勝負の世界は、白星であればあるほど
連勝して波に乗って注目されている時ほど
悔しさ、嘆き、辛さ、情けなさ、苦しさ…。
そういった相手の気持ちまで、どう汲み取るか?
という事まで問われております。
私たちの日常生活でも。
相手を攻撃し非難し、相手からもぎとった勝利は。相手の悔しさ。嘆き。辛い。苦しい。そんな想いも含まれています。
私たちが相手から勝ち取ったと思っているもの。しかしそれは自分自身の心をもぎ取ったものなのかもしれません。時間を跨いで、辛くて痛いとキャッチするシグナルなのかもしれません。まるで良心の呵責のようです。
力士たちは非常に心根が優しいです。
『私はあなたに心を寄せていますよ』
言葉がなくとも雰囲気の中にそれがあります。
そういった無言の中の発するものがあるからこそ、負けた力士たちも同時に救われ。
勝負を超えた精神性が宿っていくんだなと感じております。
柔らかな中にも芯の通った強さ。
言動に暖かさを感じる人は本物であります。
私達はその方と会った後の「後味(あとあじ)」でそれを掴んでいるのです。
※言葉ではない姿勢や背中を通じ勝手に解釈したものです。それぞれお感じになられることの方が重要であります。
#姿勢子育て #大相撲 #精神性
