見えない事象が面白い。
見えない事象が面白い。
この世界は陰と陽。目に見えるオモテの事象と、目に見えないウラの潜在因子は同時に存在している。という前提で観るならば。
作物が実ること。あるいは害虫に食われること。これらはオモテの事象です。そして土の中の微生物のバランスや働きがウラの事象となります。
これは身体の健康とも共通項がいっぱいです。
健康であること。あるいは病気になること。これはオモテの事象です。腸内細菌やフローラのバランスがウラの事象。
腸内細菌のアンバランスが、オモテの事象に影響を与える。その人の体調やメンタルに影響を与える。
オモテの事象を見ると人は対処療法で対応しようとする。オモテの事象を改善するためにオモテの事象に働きかける。でも原因はウラの事象とも密接に結びついている。
農に生きる方々が土創りを非常に大切にされていることへの理解が深まります。
そして人における裏の事象は、無意識や随意不随意や育った環境下やインナーチャイルドなどの領域まで深掘りされていっております。
土地は何年何十年もかけてゆっくりと地力を上げていきます。しかし人が手を加えることで、その期間を短縮させることは出来ます。
その土地のレベルにあった作物を、雑草とともに育てる。そして地力が低いケースでは最低限の肥料を与える。
家庭菜園やぬか床ではどうしてもオモテの事象に目が行きがちです。収穫とか害虫とか。
しかし本当に面白いのはウラの事象。土の中の微生物たちの世界。彼らのバランスを育てていくことに熊楠さんの世界観が垣間見られます。
#おかざき治療院
