甲州流整体2
甲州流の技は手や肘を使いません。
んじゃ,どこ使うんだって?
足なんです。
足と言えば、東南アジアのほうをイメージされるかもしれませんが
日本流にアレンジされた足技の整体術も伝承されてきました。
話はそれはますが当時は冶金術が大陸からも入ってきた時代です。
冶金とは,金属を生成する技術です。
そういった冶金の技術者集団と共に、そのほか様々な技術や学問もはいってきました。
またそれらは各地の大名との技術レベル文化レベルの差異をだすための貴重なソースです。
そのために大陸からの技術者集団は特に大事にされてきたとも言われております。
そういった派生の中に東南アジアでみられる足技のルーツがみえかくれしてまいります。
通常の整体術では手や肘。あるいは鍼灸などで対応します。
が,回復のスピードを要求されるとなると既存のものでは対応しにくい面があります。
そこで自分自身を道具として整体を行うときに注目されたのが足になります。
下半身の力を利用する足は手先の力はまったく及びません。
脚力という言葉があるように全身の力を下半身が表現します。
一説によると下半身の筋肉は全身の約6~7割もあるそうです。
そういった理由で下半身の力を最大限発揮する足に注目されてまいりました。