ゴルゴ13なら出血多量になったときどうするか!?②
先日の続きです。
さて、本題に入る前に1つ。
輸液がないせいでたくさんの人々がなくなった時代がある。
そう、大きな戦争です。
特に第二次世界大戦です。
ヨーロッパ戦線ではこの輸液ができなかったため。
いまでは助かるはずの命が助かりませんでした。
しかし当時でも一部は海水を利用し輸液していたそうです。
そこで実際に、応急処置として海水を約1/4に薄め輸液した。
海水の塩分濃度は4%、ヒトの血液は0.9%であるから、およそ1/4に希釈すれば良い。
その他、海水にはミネラル・鉄分・カリウムなども含まれる。これも代用血の重要な成分となる。
でもゴルゴ13の話には、落とし穴がある。海水のない山岳地帯で、どのようにして生理的食塩水の濃度を決めたかということだ。
この濃度も大事なポイントである。
ちょっとまってその前にそんな不潔な状態だったら感染症もあるだろう。
と思われるかもしれない。
しかし、感染症の問題は「生き延びた後」の話だ。
血圧や輸液をしないと「すぐ死」が近くまでやってきているのである。