ビフィズス菌が悪者だった面も??知人の小児歯科の先生からです。
小児のう蝕患者からよく検出される
ビフィドバクテリウム菌(ビフィズス菌)にはフッ化物が効かない!?(菌の代謝関連のみ)
なんというラスボス感・・・。
しかも、今までの大ボス・ミュータンス菌は砂糖を代謝し乳酸を産生するが、
こいつは主に乳糖を代謝し酢酸を産生するという。
つまり、母乳や牛乳がこいつのせいでう蝕の原因になってしまうということか・・・!!!
小児のう蝕患者によくみられるのは、
母乳や牛乳を口にするのは小児期だからか。
いやー、おもしろい・・・。
※ビフィズス菌がいる子はハイリスクとか、
母乳を早めにやめなきゃとか、
そういうお話ではありませんので注意!
あくまでも小児う蝕患者から検出される、という方向の相関です。
おそらくは、
砂糖の過剰摂取→酸産生菌が乳酸産生
→耐酸性菌が選択的に増加→ビフィズス菌も増加
→母乳の乳糖を代謝し酢酸産生→う蝕の進行
という関わり方なので、
やめるべきは母乳ではなく、やはり砂糖です。