パフォーマンスを上げるために、治療を受けるという力士の考え方

コラム2020 03 21

なぜハード面としての肉体が重要なのでしょうか？

単純に考えて、体力がある方がパフォーマンスが発揮しやすいはずです。
すぐ疲れていたら、なかなか思うようにはやれないでしょう。

また、夜は気持ち良い睡眠がとれて
朝から気持ちよく起きれたら、やる気もでます。
運動を例にとると、体が歪んでいるため、うまく動けなかったり実力が発揮できない場合もあります。

私がみている学生さんで、水泳をしているのですが、タイムがなかなか伸びなかったのが、治療によって体の動きが改善し、タイムが伸びた方もいます。

これなどいくら練習しても、動き自体が制限されていれば、結果がでにくいのは想像つくかと思います。

精神的な問題、例えば理由のない不安感やイライラなどは、精神的な問題として治療の対象ではないのでしょうか？
もちろん、精神的な理由で起きる場合はありますし、そういうアプローチは必要だと思います。

しかし、からだの治療をしていくと、ストレスを感じにくくなったり、不安感やイライラがいつのまにかなくなるケースも多いのです。
ピラティスやヨガなどを習っている方や教えていらっしゃる方が治療を受けだしてから、できないポーズができるようになったと報告してくださることもあります。

まだまだ例はたくさんありますが
何が言いたいかといいますと、何かうまくいかない、能力が発揮できない時に、原因を探すはずですが、その選択肢の一つとして、もしかしたら、体の問題が邪魔してるのかもと
思えたら、結果が変わる可能性がありますよ
ということでした。

さらに言うと、治療は痛みや症状を改善するためのものだけではなく、もっと自分自身の能力を発揮させたり、できないことをできるようになったり、パフォーマンスを上げるために、治療を受けるという在り方もあっていいかと思います。