肝腎に何故,腎がつく??
腰も肉月に要とかきます。
肝腎も何故,肝臓と腎臓なのでしょうか?
いろいろ動物の寿命について、一般的には体が大きい動物ほど長生きだと言われていますよ。
ところが、体が小さいのに長生きする動物もいるんですね。
その代表はハダカデバネズミ(約28年)。
コウモリ(約30年)。
そして人間(約75年)です。
いまのところ、血液中のリンの量が少ないほど長生きするらしいんです。
リンは肉や豆類に含まれる大切な栄養素で、不足すれば呼吸不全、心不全などを発症します。
逆に多過ぎれば、骨粗鬆症、動脈硬化を発症します。
・腎臓とリン
リンも腎臓が調節していて、腎臓の機能が低下するとリンの調整機能が低下し、老化が加速するそうです。
血液中のリンが増えると血管の内側で石灰化が進み、血管が硬くなることがその一因とされています。
腎臓はリンの量の絶妙な調節に関して、骨のメッセージを聴いていることも分かっています。
骨は体内のリンの貯蔵庫としてその量を常に監視していて、その増減を腎臓にメッセージとして伝え、腎臓もそれに応じてリンの量を調節するというわけです。
「腎臓の働きと寿命には密接な関係がある」ということになります。
・食品添加物のリン
このリン、不足よりも過剰摂取しやすい栄養素です。
食品添加物にリン酸塩がありますが、多く含まれ、「リン酸Na」と表示されています。
これって、食品の形状や保水性を維持するための結着剤として使用されている場合が多く、他には炭酸飲料に酸味料としても使われています。
・腎臓と高地トレーニング
高地でカラダに酸素が足りなくなると、腎臓が察知しEPO(エポ:正式名称エリスロポエチン)という物質を出すそうです。
この物質、「酸素が足りない」という腎臓からのメッセージを全身に伝えるいわゆる“メッセージ物質”です。
EPOが放出されると、血液の流れに乗って全身に広がり、骨にまで届けられます。
骨の中にある骨髄では、酸素を運ぶ赤血球がつくられていますから(諸説あり)、EPOのメッセージが届くと赤血球が増産され、効率よくカラダ中に酸素を運べるようになるというわけです。
これはご覧になられた方もおおいかと思いますがNHKスペシャルが昨年10/1に放送したものです。
各学問でもブレイクスルーや転換点のきざしがでてきております。
しかし,実はこれらは既に東洋医学が述べていた面でもあるのでした。
それは全ての臓器に上下はなく優劣はなく同等で助け合って共存しているということです。
つづく・・・。