どんな境遇でも悩みが尽きない？？

コラム2018 07 17

困難と言うのは受けて立っていけば、消えていく。

そんな初期設定があるような気がします。

 

困難から逃げれば逃げるほどそれはいつまでたっても追いかけてきます。

一時的に忘れていても同じようなテーマが出てくるものです。

面白いですねなんでそうなってるんだろう?

私の人生では経験上、どんな境遇であっても悩みは消えないようにできているとしか思いません。きっとそれはいろんな方にの共感を呼ぶでしょう。

人それぞれのテーマはありますがもしかしたら貧乏と言う悩みはシンプルであるから受け止めやすいのかもしれません。

逆にお金の余裕のあるときの悩みは、もっと業の深いものになりがちのような気もします。人に対して優越を持ち、貶し、貶め、蔑む。そういった罠が頻繁にやってきます。私のそのおごりや傲慢さは私の負債となって影ではらんでいるのであります。そういった時、自分が幸運だったと言うのを忘れがちになってしまいます。

陰と陽は同時に現れる。今現在の人が羨む生活と言うのはそれだけの危うさもはらんでいるということになって参ります。

そんな人の羨む生活をしている中で継続していくと言う事は、いろいろなお方の中にも見られます。質素倹約な生活と言うのは下から目線を養う生活でもあります。代々裕福さを維持している家系は皆この培ってきた生活の知恵として徹底しているのでしょう。

成金は三代で滅びる。という事は、これらを物理現象と見たときに当然なのかもしれません。それは陰陽という徳の振り子なのでしょう。メトロノームのように右に行ったり左に行ったり揺れ動くように私の中の徳と言うものも同じように振れ幅の中で動いているのでしょう。

とあるお客さんのおばあちゃんがいつも言っていたのですが、

「戦争の時に比べたら全然マシ。当時の最高は、次の日の食べ物があることだ！！」とよく言っていました。

これこそ究極の下から目線なんでしょう。実体験を通じ語るその言葉は重みがありました。

そういった下から目線で生活すると言う事は難しくないかもしれませんが、裕福になり出すとそういった当たり前の基準も上がってくるものです。もしかしたら人によっては下から目線が消えていくのかもしれません。

そう考えていくとどうせ生きている限り何か何悩まないといけないわけです。裕福になったとしても人間の悪い性でドロドロとした悩みを抱えないといけないのであるならば、貧乏のシンプルな悩みと言うのは軽いものなのかもしれません。

下から目線の幸せを考えたときに、私ならば。

帰る家がある。1日の終わりにお風呂に入れる。布団に入れる。そういったことが最高の幸せなのかもしれません。

それと比較し慢心し起こっている時の私は、それだけじゃ足りない足りない！と青天井のように物事を欲しています。「もっとくれ！！足りない足りない！！もっとだ！！！」と。

今日の私の視点はどの位置でしょうか?

下から目線なのか上から目線なのか今日も1日私の視点に注意していきたいものです。