厄年というのは元々、「役年」という字が使われていたそうです。

コラム2020 02 07

厄年というのは元々、「役年」という字が使われていたそうです。

その年はその人にお役目が回ってくるという意味であり、元々は悪い年という意味ではないいうお話でした。

例えば、学校で掃除当番が回ってくるとその週は面倒くさいなぁと思って憂鬱な一週間になりますよね。

そんな感じでお役目が様々な形で回ってくる年という意味なんだそうです。

要はそのお役目をどう捉えてどう全うするかが大切であって、災難が立て続けに起こるという意味ではないのです。

掃除当番が嫌な人にとっては災難になりえます。

それが人によっては病気や怪我、仕事のトラブル、家庭のトラブルと様々な形で現れることもあるかもしれません。

ただそれを災難だと言って嘆くのではなく、その課題を自分がどう捉えるかが重要だということです。

病気などの形で現れた場合、もっと自分の身体と向き合って健康に気を使いなさいということかもしれません。

仕事や家庭のことであれば、取り組む姿勢や接し方、思いやりや愛情の表現を見つめ直す必要があるのかもしれません。

回ってきたお役目を、ただ災難だと嘆くのか、今までの自分を見つめ直して新たなステージに向かうのか。

その選択は自分で決めることができます。

不確定な未来に不安を抱くのではなく、より良い未来のためのステップアップと捉えて今できることに全力で向き合う。

そう考えていたら厄年だからといってあたふたすることもなくなるのではないでしょうか。

災難だと嘆いている人には立て続けに災難だと思えるようなことが起こるかもしれません。

厄だの呪いだのと何かのせいにするのではなく、目の前の現象を事実として受け止める。そして自分自身としっかり向き合う。

嫌なことがあったら何でも厄年だからといって厄年のせいにするのは楽ですが、なぜそのお役目が回ってきたのかを考える方が大切なこともあるのではないでしょうか。

何事も良いか悪いかを決めるのは自分次第。

どうせだったら良い方を選びましょうよ！