糖尿病1000万人!?13人に1人の割合。②
東洋医学で糖尿病とほぼ同じと思われる病気は「消渇」といわれています。
消とは痩せる。
渇は口や喉の渇きのこと。
『諸病源候論』という隋代(610年)に巣元方によって病の症候と原因について書かれた古典には、
要は口が渇いて小便が多い病気だということ。とあります。
美食や甘いものの過食によってカラダに熱が生まれ。
その影響で多飲、多食、多尿と体重減少という「三多一少」と呼ばれる症状が代表的な病気です。
熱の所在がカラダの上か真ん中か下かによって上消、中消、下消の3つに分類されます。
それぞれの特徴をまとめると以下のようになります。
分類 病位 症状 病期 病態
———————————————
上消 肺 多飲 初期 軽症
中消 脾胃 多食 中期 中症
下消 腎 頻尿 後期 重症