病で精神性が伴うのは？？

コラム2018 02 24

 

病で療養中の方の場合。

身体が動かない。

ちょっとしたことでも体がついてこない。

筋肉が痩せ細くなってこんなの嫌だ！！

気持ちの面でもいろいろ湧き上がります。

動けない，動かせないため。血の流れがそれに伴った状態になります。

元気な時は，相応の血流＝体力＝循環力＝行動範囲＝活発。が，あったのに。

病に伏す時は，回復するための血の流れ＝それに丁度よい血圧＝循環＝負荷をかけ過ぎず滋養する調整。

となってまいります。

その状態も非常に大変です。

なんせ，ほとんどの方が「元気だったときの自分」が基準になります。

今までの元気な自分が基準のため。そのギャップでまた苦しみます。

自分自身が嫌になることでしょう。

そのストレスで自分を傷つけたり。家族を傷つけたり。友人にあたったりするかもしれません。

今までの自分の「当たり前」の基準から，今の私の基準に変更するためには相当な精神性が伴わないと大変です。

血液の循環のスピードのギャップで。

今までの私と今の私のギャップで。

動けるときと動けない時のギャップで。

当たり前にできていたことが，当たり前にできないギャップで。

そのギャップがあればあるほど，その緩衝剤として精神性を向上するための必要性が出てまいります。

肝臓の血を貯める。循環する。などの働きもにているかもしれません。

肝臓で血の動きをコントロールし緩衝剤の役割をなしている面もあります。

もちろん，全身の臓器や皮膚や筋肉や。すべての細胞でコントロールしておりますが。

そのコントロールする力が，精神性なのかもしれません。

赤ん坊や幼い時は，誰かが見守って下さったおかげでイケイケドンドンです。

何も考えずにサイのように突進してまいります。

少年期や青年期では，今までの経験を糧に自分自身を調整しコントロールできるようになってまいります。

しかし，カラダの成長とのギャップにより中二病になったり。反抗期であったりと内部でも外部でも摩擦が生じます。

それを乗り越えた壮年期・老年期では人は穏やかになってまいります。

それと共に血流の速度は落ちますが，その分。

精神的な修養が出てくる時期であります。

人体＝血流。と見立てた時。

血流と精神性は反比例するかの如くです。

始めは血流は良いが精神性が伴うのが困難。

終盤は血流を良くするのが困難になるが精神性が伴いだす。

そんな関係性かも？しれません。

私たちは有限な期間を肉体で過ごすことで。

肉体の刺激があるからこそ。

魂や精神性の糧にできているのかもしれません。

ちゃんちゃん。